なんて日だ


推しが逮捕された。
アイドルを追いかけるようになってまだ10年弱ではあるが、推しが逮捕された。推しが逮捕ってだいぶパワーワードだな。


私は一体何をしているのだろう。
田口くんがKAT-TUNを辞めると発表した次の日もこうして文字を書いていた気がする。


人間ってあまりにもショックなことが起きると拒絶反応なのか、分からないがとりあえず現実を受け止めきれていないのだろう。


アイドル追いかける前は二次元を追っていたが所謂茶の間ヲタクで、実際に現場に足を運ぶなんてことはしていなかった。
会いたいと思ったのは田口淳之介が初めてだった。


キラキラ輝いて眩しくてその眩しさを目の当たりにしたいと思った。その眩しさで焼け死んでもいいって思ってしまうくらい会いたかった。
恋い焦がれると同意義であったと思う。



それぐらい私にとって彼は尊いものであった。
アイドルに対して嫌悪感を抱いていた私が180℃嗜好が変わるくらいに影響力を与えた。
KAT-TUN辞めても、生きてどこかで幸せそうにしくてくれるならそれでいいと思ってた。
でもまさか久しぶりにトレンド入りするほどのことを起こすなんて。悪いことで。大麻で。女と。
本当なら「あの女のせいでー!!!」ってブチ切れた方が楽なのかもしれない。
でもその女を選んだのは紛れもなく私の推しで。
その道を選んだのも推しで。
とてもだけど女を責める気にはなれなかった。
なんで私はこんな冷静なんだろうか。
正直どうでもいいんだ。犯罪者になろうと。
しょせん推しとは言え他人。他人の人生だ。
外野がとやかく言う問題じゃない。
でも、このことで田口淳之介のすべてを否定するほど単純ではなかった。
私は悲しいくらい彼を愛していたのだ。




KAT-TUN田口淳之介が本当の本当の心の奥底から愛していた。今でもKAT-TUN続けてほしかったって引きずってる未練タラタラ女だ。
それぐらい彼はあまりにも私に影響を与え過ぎた。




でも生きてるだけで丸儲けって思うことにしてたんだ。
2016.3.31にKAT-TUN田口淳之介は死んだんだ。
死んでも愛してたんだ。
恋い焦がれるほどに愛してる。‬
‪正直今回の逮捕を受けて「まじかー」レベルだ。
なぜならKAT-TUN田口淳之介はとっくに死んでいたから。
今の田口淳之介はただの田口淳之介であって、アイドルではない。
だからどこでなにしようがどうでも良かった。


‪でも今回の逮捕のせいで"元KAT-TUN"とついてしまうほど、KAT-TUNという名は大きい。
KAT-TUN田口淳之介を掘り起こされている。‬
‪私が今回の出来事で一番ショックなのは、KAT-TUN田口淳之介をただの田口淳之介が傷つけていることにショックなんだ。
自傷行為されてるのと同じなんだ。やめてくれよ。‬
‪私の好きな田口くんをあなたが汚さないでよ。‬‬



今後、KAT-TUN田口くんが好きと答えると「大麻の人でしょ?」って過去のすべてを否定されるんだよ。
あなたのせいで。あなたのせいで。
私の好きなKAT-TUN田口淳之介が全部…
KAT-TUN田口淳之介が私に与えてくれたキラキラがすべてなかったことにされてしまう。
私は今でも好きになったことに一度も後悔なんてしていないし、それぐらいKAT-TUN田口淳之介はカッコよくて美しくて、時には可愛くて幸せな時間だったんだ。
なのに。
どうして。どうして。
この感情をどこにぶつけたらいいのか分からない。
辛い。苦しい。悔しい。悲しい。